再検査から再発防止まで – Beas Manufacturing の 品質管理 –
2026.10.27
長期保管ロットの品質劣化や不適合品の管理不足に悩んでいませんか?
今回はSAP Business Oneの生産管理アドオンであるBeas Manufacturingが持つ、品質管理に光を当てます。全2回の後編となる今回は、長期保管品の再検査、実処理と連動した不適合品管理、製造データと紐づく不具合対応のナレッジ化の3つに注目します。
製品や原材料を長期保管する製造現場では、経年変化や保管期限切れによる品質低下のリスクが常に存在します。また、不適合品に対する現場の動きとシステムの在庫データが連動していないと、帳簿と実在庫の差異が生じる原因となります。さらに、現場で発生した不良をその場の判断で手直しして終わらせてしまうと、関連する工程やアイテムの根本原因が隠蔽され、同じ不具合が繰り返し発生してしまいます。
Beas Manufacturingの品質管理では、保管期日を超過しているアイテムの抽出による再検査指示、不適合品処置の連動的なデータ管理、不具合情報を改善へ繋げるナレッジ管理を実現します。その具体的な機能と仕組みを見ていきましょう。
機能紹介
検査対象ロット・転送
期限切れロットに対して再検査指示書(QC指図)の作成を促し、判定結果に応じた処置と在庫データを連動させる機能です。
廃棄・再格付け・修理・特別採用といった処理をシステムに反映し、指定倉庫への在庫転送や入出庫を行うことで、在庫データの正確性を守ります。

GIFでは期限切れのロットに対してQC指図を作成し、不合格と判定された品目を廃棄倉庫へ在庫転送する一連の流れをご紹介しています。
内部クレーム
不具合の受付から原因究明の経過、具体的な再発防止策までを一連のプロセスとして管理する機能です。
工程や検査で発生した不良に対し、製造指示書である作業指図や対象アイテムといったSAP Business OneやBeas Manufacturingのデータを紐付けられます。不具合の風化を防ぎ、再発防止策の実行へと展開できます。
なお、本機能は社内で発覚した不具合だけでなく、得意先からのクレームや仕入先に対するクレームの管理にも幅広く活用できます。

GIFでは工程内で発生した不具合を作業指図と紐づけて記録し、原因特定から手順書の改訂へ繋げる例をご紹介しています。
機能によるメリット
Beas Manufacturingが実現する品質統制と品質改善の仕組みは、企業に3つの価値をもたらします。
- 期限切れ在庫の抽出と再検査により、品質低下のリスクをなくす
- 不適合品処理と在庫データを連動させ、在庫データとの乖離をなくす
- 不具合の原因と対策を可視化し、組織的な再発防止を定着させる
品質統制とデータ活用で顧客から選ばれ続ける企業へ
不適合品を隔離適切に処置し、不具合の芽を摘み取る取り組みは、製品の信頼性を守り、企業の品質競争力を高める強力な土台となります。
SAP Business OneとBeas Manufacturingの連携による品質管理にご興味を持たれましたら、ぜひお問い合わせください。