SAP Business Oneで実現するシリアル管理と保守管理

2026.09.01

製造業

シリアル番号で保守履歴を一元管理

 
本記事では、SAP Business Oneのシリアル管理とサービス管理の機能についてご紹介します。
製品にシリアル番号を付与することで、製品を個別に追跡・管理できるようになります。どの顧客に販売したのか、いつ納品したのか、といった履歴を把握できるため、トレーサビリティの向上や不具合発生時の迅速な対応に役立ちます。
また、製品の販売後も保守やアフターサービスを提供する場合には、製品の保証期間や過去の保守対応履歴を適切に管理することが重要です。SAP Business Oneでは、シリアル管理サービス管理の機能を組み合わせることで、販売後の保守履歴をシリアル番号単位で管理できます。これにより、製品の販売から保守対応までの情報を一元管理し、問い合わせ対応の迅速化や保守業務の効率化を実現できます。
 
 

SAP Business Oneのシリアル管理とサービス管理

  • シリアル管理
  • アイテムマスタでシリアル管理対象品目に設定した製品は、出荷時に顧客へ納品するシリアル番号を指定します。シリアル管理品目は、シリアル番号単位で販売履歴を確認できるため、製品のトレーサビリティ向上に役立ちます。

    出荷納入
    登録商品カード

 

  • サービス管理
  • シリアル管理品目を出荷すると、対象製品のシリアル番号を持つ登録商品カードが自動的に作成されます。登録商品カードでは、関連する販購買の伝票やサービス契約サービスコールを紐づけて管理できます。サービス契約やサービスコールでは、製品の保証情報や過去の問い合わせ・対応履歴を管理できるため、シリアル番号ごとに販売履歴や契約情報、問い合わせ履歴を一元管理できます。

    登録商品カード
    登録商品カード

 
 

シリアル管理によるトレーサビリティと保守業務の効率化

  • トレーサビリティの向上
  • シリアル番号単位で製品を管理することで、どの顧客にどの製品を納品したのかの追跡が容易になります。不具合や問い合わせが発生した場合でも、対象製品の特定や販売履歴の確認をスムーズに行えます。

  • 保守業務の効率化
  • 保守対応では、保証期間の確認や過去の対応履歴の確認が必要になることがあります。登録商品カードにこれらの情報を集約することで、複数の資料やシステムを確認する手間を減らし、問い合わせ対応を効率化できます。また、サービス契約の期限を管理し、契約満了前に顧客へフォローを行うことで、更新漏れの防止や継続的な保守サービスの提供につながります。SAP Business Oneは販売管理機能も備えているため、契約更新や保守サービスの追加受注処理といったこともスムーズに行えます。

 
 

最後に

シリアル番号を起点とした情報管理は、販売後の保守やアフターサービスが求められる製品を取り扱う企業にとって重要な仕組みの一つです。
SAP Business Oneでは、シリアル管理を含む販売情報からサービス管理までを一つのシステムで運用できます。
本記事で紹介した機能にご興味をお持ちでしたら、ぜひお問い合わせください。