MRPはわからないものではない – SAP Business One –

2026.02.03

製造業

よくあるMRPの印象

 

生産管理でよく耳にするキーワードにMRPというものがあります。SAP Business OneはMRPを標準機能として備えていますが、一般にMRPに対してどのような印象を持たれているものでしょうか。

弊社がお聞きする例では、

  • なぜこのような数字になっているかわからない。
  • 求めたい数字があるが、予想した結果と何か違う。
  • 結果はわかるが、日々運用していくのが難しい。

というような声をいただくことがあります。

 

 

そもそもMRPとは何でしょうか。

 

歴史的には1960年代以降に過剰在庫と在庫不足を解消するための仕組みとして考え出されました。

当時から現在に至るまでの在庫に関する問題が生じる要因を一般化すると次のようにまとめられます。

  • 扱う品目点数が多くなり、在庫の動きを把握するには単純に時間がかかる。
  • 特に製造業において、部品構成の複雑さにより在庫の関係性を把握できない。
  • リードタイム、つまり手配にかかる時間などの品目自体の前提条件が多い。

これらの要因の影には、結局のところ人が計算するには手間がかかり過ぎる。という事実が存在します。つまり、この手間を解消することができる仕組みがMRPです。言い換えるならば、MRPとは高性能な電卓である。と表現しても間違いではありません。MRP(Material Requirements Planning)の訳語は資材所要量計画ですが、中には資材所要量「計算」と呼ばれる方もいらっしゃいます。何やらすごい計算をする仕組みらしいという特徴を捉えたよい表現だと思います。

 

 

SAP Business OneのMRP

 

では、実際にSAP Business OneのMRPがどのようなものかを見てみましょう。次に示すのはMRPによる計算結果の一例です。

この結果は、2月18日に製品が10個必要であり、部品構成表に従うと原材料Bを2月12日に10個発注する必要があることを表しています。

SAP Business OneのMRPは生産管理専用のパッケージと比較すると、シンプルに見えることは確かです。しかしながらそれは逆に、前述の要因に対応しつつもよくわからない印象を抱きやすい部分が少ないということです。MRPの使用経験がなくても扱いやすい機能であるため、むしろ、人材にも限りのある中小企業において、過剰在庫や在庫不足の問題を解決する糸口として最適な選択肢です。

もちろん、MRPの結果の見方やマスタの定義の仕方、どのように運用していくかなど、使用するにあたって把握するべき内容はいくつかあります。しかしながら、MRPを使うことで課題が徐々に解消していくことを実感いただけることは確かです。

 

SAP Business OneとMRPにご興味を持たれましたら、是非お問い合わせください。